住民投票について思うこと
本市の住民投票について複数の方々から問い合わせがあったので若干説明をしたいと思う。
昨年から施行されている、川口市の自治基本条例の第30条に住民投票の記述があり、平成25年4月1日までに市民投票に付することができる事項、市民投票を請求する場合の要件、投票権を有する者の資格、投票及び開票の方法その他市民投票の実施に関し必要な事項を定めるとある。
従って、現在は住民投票に関するルールそのそのものが川口市にはないのだ。国内約1700以上ある基礎自治体でも住民投票の規定があるのは数パーセントである。
他の自治体で住民投票の実例をあげると、基地問題や原発施設等、市民の誰もが最大級の課題と思える事で是非を問うている。
ルールについて考えると、何歳から投票権の有資格者とするか?過半数で安易に是非を決定付けていいのものか?開票結果を全て公表するべきか?外国人の取扱いはどうするのか?
選挙管理委員会と同様に住民投票管理委員会を設置したり、実際に投票をすれば本市においても数億円の経費が掛るなど、いざと言う時の為にルールを作っておく事は必要と考えるが、地域性を踏まえた社会通念上の価値観をどこに置くのかも難しい問題と捉える。
平成25年4月1日までに定めるとなると、来年改選期を終えたあたりに住民投票運用規程検討会議等とした会議体が設置される事が考えられる。
こうした動きには注目をしてもらいたいし、私としても情報として市民に発信していくつもりである。
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