天皇陛下即位20年に思う
午後10時15分。暖かい紅茶をスイーツ(カロリーが気になる)と一緒に互いに口に運びながらブログを始める。
陛下は、天皇陛下即位20年の記念式典に先立ち記者会見し、20年の歩みを振り返るとともに「人々の暮らしが深く案じられます」と、厳しい経済情勢が続く国民生活を気遣われた。
また、皇位継承、阪神淡路大震災、拉致問題等ついて考えを改めて語っておられた。
私にとって会見で印象的だったのは、”日本の将来に何かご心配をお持ちでしょうか?”と問いに陛下は「次第に過去の歴史が忘れられていくのではないかと言う事です。」
と始まり「昭和の六十有余年は私どもに様々な教訓を与えてくれます。過去の歴史的事実を十分に知って未来に備える事が大切と思います。」と語られた事である。
昨今、政権交代や時代の変革期と称して新しい方法が良い事とされ、これまでの蓄積や過去の経緯が蔑ろにされている側面はないだろうか。
今や過去の延長線上で未来を予測する時代でない事は解かっている、しかし、変らない事や本質的な部分は見失っては本末転倒。
陛下のご発言が、国民の誰もの心に何かを響かせている事を念じてならない。
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