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くすの木

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    私が幼少の頃、自宅近く(母方実家)にあるこの”くすの木”の下でよく遊んだものです。初めて自転車に乗れた時もこの”くすの木”の下でした。無邪気だった自分を思い出しながらこのブログを綴っています。

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2005年10月 8日 (土)

売るか?貸すか?

お客様の相談の中で、自分で使っていた家もしくは、仕事場(工場など)を経済的困窮除く理由から使用しなくなった時、売るか、貸すか、皆さんはどう考えますか?

直ちに貸すとお考えの方は、ひょっとして2年契約だから更新しなければ2年間待てば返してもらえると簡単に考えていませんか?これは大きな勘違いです。返してもらうには(物件の解約に伴う引渡し)家賃の未払いなどを理由に裁判でもしない限りなかなか出来ません。なぜなら2年契約は借りる側からすれば法的には更新が前提だからです。これらを理解した上で考えると結構迷うものです。

この様な場合の現在における私なりのポイントをいくつかあげると。

1.自分達(血縁者を含む)で再びこの物件を使う可能性はあるか。
2.貸す場合の多年に渡るリスクを覚悟できるか。
3.その物件の取得価格と取得期間。
4.所有者の年齢と環境と性格。

1の使う可能性がほんの少しでもある場合が難しいです。ほんの少しなら3に照らしあわせ想定される譲渡益や税金が納得できて4の年齢的にリタイヤしている場合は売った方が得策だと思います。(リタイヤしていても事業意欲がある方は貸す事を勧める場合もあります)

1の使う可能性はますない。でも3で譲渡損がでる。また2のリスクが煩わしい。4の年齢と環境によりますが、基本的にリスクを減らす為に賃貸管理代行を業者に任せて貸す事をお勧めします。

期限付き契約で貸す事が出来る定期借家契約がありますが、これは借りる側からすると制約が大きいので、特別な場合を除いてはあまりお勧めしておりません。

まとめると、どうしても譲渡益を生みたいと考えなければ、再び使う事がなく特別な資金需要がない限りは貸した方が良いと私は思っています。生意気ながら収益事業を自らやって行くのも結構な人生勉強になります。 

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