日米首脳会談
報道によると、訪米した野田佳彦首相は30日午前(日本時間5月1日未明)、オバマ米大統領とホワイトハウスで会談した。
両首脳は会談後、共同記者会見し、安全保障、経済、文化・人的交流などで包括的な日米同盟の強化をうたった共同声明「未来に向けた共通のビジョン」を発表。
地域の不安定要因である中国や北朝鮮を念頭に、日米同盟を「アジア太平洋地域の平和、安全保障、安定の礎」と位置付けた。
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)については民主党内の慎重論が根強いため、「2国間協議を引き続き前進させる」との表現にとどめたとの事だ。
首相の公式訪米は平成21年2月の麻生太郎首相以来で、同年の民主党政権発足後では初めてらしい。
逆に言えば、それだけの期間、訪問が実現しなかったと考えると日米同盟とはそんなものかと懐疑的になると同時に利害反する国益の微妙な駆け引きを感じずにはいられない。
全般的に当たり障りなく済ませたと評価しておきたい。
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