市民意識調査結果の断片的考察
総合計画に基ずく市民意識調査の結果が今年3月に発表された。
これは、昨年12月に実施された18歳以上の年齢区分別で5000人を無作為抽出しアンケートを行い有効回答1662人(回答率33.2%)の結果によるものである。
居住意向では、全体で84.9%が「住み続けたい」との回答があった。地区別に見てみると割合が高い上位は①青木地域、②中央地域、③神根地域であり、逆に「住み続けたたくない」の割合いが高い上位は①新郷地域、②横曽根地域、③鳩ヶ谷地域であった。
そして、良いところの質問に「災害が少ない」と回答した上位は①神根地域、②新郷地域であった。
3.11以後、都市化されたところに住んでいる方が設備の脆弱性や隣近所の絆の浅さ等に怯える傾向がある様に思えてならない。
また、良くないところの質問に「道路事情が悪い」「公共交通が充実してない」と回答した上位が①新郷地域、②安行地域で「治安が悪い」と回答した上位が①青木地域、②戸塚地域であった。
交通インフラが進んでいる地域では治安に対する脅威を感じる一方で、交通不便地域ではそうした意識が浅く、これは振り子の原理に近いのではと思うところである。
意識調査であり先入観をベースにした結果であると考えるが、新郷地域が市内10地域で住み続けたいランキング最下位である事は心に刻み前へ進んで行きたい。
コメント