投票率増へ向けた対策について
報道によると、昨年実施された県議選、知事選の低投票率を受けて従来の選挙啓発活動の見直しを検討してきた県選挙管理委員会の調査報告書がまとまった。
2011年4月の県議選の投票率は39.54%(前回比4.15ポイント減)7月の知事選は24.89%(同2.78ポイント減)で、ともに過去最低、全国最低を記録。
低投票率の背景や傾向として▽本県は20、30代の投票率が他年代に比べ極端に低い▽県外への通勤・通学者(約112万人)が多く、地元の候補者や選挙への関心が薄い▽意識調査で関心のある政治を聞いたところ「国政」93%、「市町村政」43.5%に対し「県政」は28%と関心が低く、県民への情報発信量も少ないとの事だった。
その上で今後、取り組む三つの方向性を提示。「政治意識の向上」では若者層に1票の重要性を伝えるため▽啓発活動への大学生の参加促進▽高校生らによる投開票事務体験の推進▽従来の小中高生だけでなく成人向け選挙出前講座の実施を挙げたらしい。
同じく昨年4月の埼玉県内の市町議選の投票率は45.54%でこちらも過去最低の投票率となり、その中でも最も低かったのが39.06%の川口市であった。
因みに川口市議選の過去は平成11年47.34%、平15年44.37%、平成19年43.77%だった。
故に川口市議会でもこれに関する質問が度々交わされている。今後は県が示した方向性を踏まえ連携を図りつつ川口市として早急に具体的な取組みをしなければならないと考える。
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