メリル・ストリープのオスカー
27日(日本時間)に開催された「第84回アカデミー賞」授賞式において、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の主演メリル・ストリープが、自身オスカー3度目の受賞となる主演女優賞を受賞した。
オスカー像に負けぬ輝きを放つゴールドのドレスで堂々の登場を果たした彼女は、「アメリカ中の半分くらいが『また?』と言ってると思いますが、どうでもいいです(笑)」と軽妙な挨拶で沸かせた映像は貫禄そのものだった。
サッチャーは、1979年の選挙でイギリス経済の復活、小さな政府への転換を公約に掲げ、保守党を大勝に導く。
同年、女性初のイギリス首相に就任した。イギリス経済の建て直しを図るべく電話・ガス・空港・航空・水道等の国有企業の民営化や規制緩和、金融システム改革を掲げ、それらを強いリーダーシップで断行。
さらに付加価値税(消費税)を1979年に従来の8%から15%に引き上げる等、多くの実績を残した政治家である。
こうした半生をメリルが如何に演じているか3月16日からの日本公開が楽しみである。
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