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くすの木

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2011年9月 4日 (日)

川口市土地開発公社の保有地処分

同公社の保有地(5物件)の一般競争入札による売払いの情報がネット上で公開された。

http://www.city.kawaguchi.lg.jp/ctg/12050004/12050004.html

今年度から川口市都市開発公社の理事に就任させて頂いた身として公社保有の土地は処分を含め積極的な活用を推進する立場でいる。

そもそも、土地開発公社が長年にわたって保有している未利用地、いわゆる”塩漬けの土地”が本市の自治体財政を圧迫し行政課題のひとつになっている。

その理由として、土地開発公社は、自治体の分身として、自治体の信用を基に、政府系金融機関から借金を重ねバブル期を中心に公有地を拡大してきた背景があるのだ。

せっせと買い続けた川口市は全国的に見て他の自治体と比べ、自治体規模のわりには公有地の簿価が大きくなっていた。

地価が上昇しているうちは保有する土地は「資産」としての価値もあったが、バブルがはじけ地価が下落し始めてからは、支払い金利だけを生み出す不良資産となるのはご存知の通り。

岡村市長が就任以来、この簿価を半分以下にした功績は一定の評価をしても良いと考えている。

公社保有地となると、旧丸井横(旧国鉄用地跡)が何時も話題に上がる。現在、水面下では解らないが、具体的な話は聞こえてこない。

仮にこれを買戻し、あるいは適正価格で処分すれば、公社問題は一気に伸展するのだが、その道のりと根本的な課題解決にはまだ時間がかかりそうだ。

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