教科書採択について(週刊新藤225号から)
本年度は、教育基本法が改正されてつくられた「新・学習指導要項」に基づき、新しい中学校の教科書が選定される年である。
教科書選定については、国の検定制度に合格した東京書籍、日本文教出版、教育出版、帝国出版、清水出版、日本書籍出版、自由社、育鵬社の中から、公立学校では県・市町村の教育委員会が採択する仕組みになっている。
国旗・国歌、自衛隊、領土、拉致問題、南京事件、外国人参政権など、自由社と育鵬社の教科書以外は多くの問題があると自民党では考えている。
現在、川口市においては歴史教科書が東京書籍で公民教科書が教育出版である。埼玉県内の現行歴史教科書は100%が東京書籍であり、事無かれ主義と言わざるを得ない。
首長である市長が任命した教育委員が採択する訳であるが、実際は下部組織である教科書専任委員会で2~3種類の推薦教科書から選ばれたものを承認する事が慣例と聞いている。
川口市においては、今年8月始めに教育委員会(5人)が開催されて採択をされる事となるが、教育委員には、持てる権限の中で国づくりの根幹である教育がどうあるべきかを考え、検定合格教科書全てを比較検討して頂き、自らの責任と判断で選んでほしいと切に願うものである。
限られた時間ではあるが、我市議団として関係者と連携を図り理解を得られるように活動していきたい。
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