小児救急医療体制について
昨晩、小児救急について勉強をする機会を得た。
昨今、小児救急のコンビニ化と称され、タクシーで行けばお金がかかるので、本来であれば、救急車を呼ぶほどでない症状であっても救急車を呼び、総合病院に深夜土日を問わず搬送してもらう事が社会問題として取り上げられている。
我子であり言葉を喋る事が出来ない乳幼児であれば尚更、パニックになり病院に駆け付ける。また、病気や怪我は時を選ばず突然にやってくる。
これを受け入れる救急体制が川口市でも疲弊を起こし始めていると言うのだ。
現在は川口市医療センター、済生会川口総合、埼玉協同、開業医在宅で何とか維持して戴いていると言うのが現状。
課題は、まず医師不足である。不足しているのなら、呼んでくれば良いと言うがそれがこないのだ。理由は、医師の勤務時間等の負担にある。
特に、昨今の若い医師は報酬が高くても当直の多い、しかも緊迫した医療現場を敬遠する傾向がある様だ。
国では、対策として小児医療をセンター化する事を進めている。地域的に一極集中させる事で、その負担軽減を図る事が狙いである。その為にセンター化した場合の診療報酬も改定もした。
次は、県や基礎自治体で連携し医療現場の崩壊を招かないうちに対応が出来るかどうかだ。
簡単に事が進む訳けではないが、重要な課題である事は間違いない。
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