世襲議員?どうする?
ぼっーと、9時を過ぎてからもぞもぞと起きはじめ、昨夜も見た何も予定が入っていない自分の手帳(5月4日)をもう一度見る事で、緊張感からほど遠いふぬけの自分で今日一日いられる。
さて、この時期になって次期総選挙での世襲を規制するマニフェストを民主党が打ち出し、これを受けた自民党が対応策に頭を悩ませている様だ。
自民党の2世、3世の議員の多さは言うまでもなく、橋本龍太郎氏、小渕恵三氏、小泉純一郎氏、安倍晋三氏、福田康夫氏はまさにその代表各である。
議員の世界は当選回数が何事にも優先される傾向があり、このままだと世襲議員が総理や閣僚ポストに就任する確率は更に高まる。
世襲議員の定義は、若干の違いはあるが、同選挙区で3親等以内の者が引き続いて国会議員となる事となっている。
そもそも世襲議員が生まれる背景については、その選挙区割りが起因しているとの指摘がある。
都道府県割りが選挙区割りの基本である事が問題であると言うのだ。
これは、まず各県で1人ずつ議員の定数枠を配分して、その上で有権者の数に応じて議員数を上乗せする方法なので、県単位でみると有権者数プラス1人が県の議員定数となる。簡単に言えば、人口の少ない県と人口の多い県では、その格差はそうとうなものになる。
更に選挙区割りが県単位なので、おらが村の殿様一族を3代続けて50年以上国会に送り込める。
総理経験者に首都圏出身が少ない事も、その裏付けになっている。
解決策として、最低限、5年毎の国政調査から有権者数を算出し、例えば米国のように平均から4%の乖離(2倍は100%)が発生した時には是正を義務づける。
具体的に言えば選挙区を県域や市域を超えて有権者の分布人口のみを考慮して柔軟に変化させていく事で「投票価値の不公平」「一票の格差」論議も含めて一気に解消されると言うのだ。
今が100年に一度の時であれば、幕末、明治維新の勇者達の様に勇敢に立ち向かい時代を切り開く政治家を生んでいく為にも、ドラスティクに制度を改革してもらいたいものである。
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