脳科学
今日は、東本郷小学校の桑原校長先生のご紹介により脳科学の勉強会に出席させて頂きました。
ゲーム脳の恐怖と言う本の著者で森昭雄先生の「脳科学と教育」と言うテーマでの講演会でした。出席者の大半は教育現場で仕事をしている方々と感じました。
内容としては、視覚で捉えたものを前頭前野でしっかりと判断して行動を起こすメカニズムが重要である事、ゲームをほぼ毎日長時間やっている子供達にはこの前頭前野で考える事が薄れている為に無気力であったり、キレやすくなったり、これが続くとやがてニートや引きこもりになってしまう危険性をも指摘されておりました。
改善策としてはまず子供達には読書を奨励しておられゲームの時間の3倍を読書の時間とする事が目安だそうであります。
また、休息には自然を体感するのが効果的である事や音楽を聴く事(モーツワルト・ベートーベン)も脳の活性化にとても良いとの事でありました。
ここ数年、脳科学については急速に着目され最近では文部科学省でも予算をかけて独立行政法人理化学研究所・脳科学総合研究センターで先進的な研究が進んでおります。「脳を知る」「脳を守る」「脳を創る」「脳を育む」この4つのキーワードが大きなファクターです。
今回の脳科学と教育は「脳を育む」と言う観点からの取り組みであり、高齢福祉課題となっているアルツハイマー予防等については「脳を守る」と言う観点。
今年、愛・地球博で話題になった人間そっくりの案内ロボットのアクトロイドがやがて脳科学が進み人工知能が備わってくれば寂しい現代人のパートナーとしてはたまた介護役として再登場。
その際は「脳を創る」と言う観点がその基礎となっているのは間違いなさそうです。
さまざまな脳科学の研究が一般人の知らないところでどんどん進んでいくんですね。ほんと今日は勉強になりました。
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