埼玉高速鉄道の岩槻駅延伸について
埼玉高速鉄道の浦和美園駅から東武野田線岩槻駅を結ぶ地下鉄7号線延伸計画で、有識者による第5回検討委員会が2月2日、さいたま市内で開かれた。
委員会では採算性について、累積での黒字転換が開業から44年後になる可能性を指摘。需要予測についても、開業から15年後には大幅に減るとの厳しい見通しを示したとの事。
この日出席した委員からは「赤字を許容するかどうかは政治判断。需要創出に努力するのが実現の方策では」など実現に厳しい意見が相次いだらしい。
人口減少が続くとなれば、何らかの需要創出が必要な事は無論であり、これまで沿線各自治体は法的枠組みや財源確保を考慮しながら出来得る限りの政策を講じてきたはずだ。
思い起こせば、黒字転換が遠い先であるにも関わらず楽観視した事業予測に加えて時の政治判断で開業に漕ぎ着けた埼玉高速鉄道であり同じ失敗は許されない。
開業から現在まで川口市、さいたま市、県と多額な財政支援を事業母体に投じ続けている事を考えるとこうしたニュースには敏感になる。
延伸となると日暮里・舎人ライナーの延伸についても、難しい事は承知で、こうした検討委員会を設け具体的な試算をする事から始めなければならないと考えている。
※写真は昨日の節分で手元を携帯で撮影したもの。
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