他人事でないバス路線の廃止
報道によると国際興業が運営している飯能市内のバス路線で合計29路線中9路線が乗降客が少なく廃止の検討がされているとの事だ。
国際興業は昭和25年の路線バス参入後、浦和、大宮、川口など県内7つの営業所で事業を展開してきたが、平成7年には川越営業所が閉鎖されている。
路線バスは、県内で全63市町村で確保できているが山間部等では自治体からの補助金を受けて何とか運営している状況である。
マイカーの普及や人口減少に加えて自治体の財政が厳しさを増している事を考えると抜本的な改革が必要だ。
川口市は人口が微増しておりここまで深刻な状態ではないが、新郷地区等の外郭地域で、こうした路線廃止がいずれ検討される可能性は否めない。
対策として、小型循環バス(コミュニティバス)が自治体と共同運営されていたり、オンデマンド方式のバスが研究されていたりしている。
鳩ケ谷との合併も済んだところで都市交通の在り方も含めた面的な見直しが喫緊の課題であると考えている。
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