収納率促進に向けた対策
川口市は26日、市税と国民健康保険税の納税率アップに向け、来月1日に庁内に緊急対策本部を初めて設置すると発表した。前年度までの滞納者だけでなく、今年度の未納者への督促を強化し、差し押さえの対象も広げるらしい。
2010年度の同市の市税納税率は、県平均を2.6ポイント下回る89.2%。県内市町村の中でワースト10内に低迷している。
累積の市税滞納額は約97億円で長引く不況や東日本大震災に伴う企業の業績悪化に加え、都心に近く、住民の転出入や外国人労働者が多いことも滞納額が膨らむ一因と分析している。
対策本部では、差し押さえの対象を、従来の固定資産に限らず、預金や生命保険、給与にも広げ、また今年度分の未納者に対しても早めに督促を繰り返すことで成果を生んでいきたいとの事。
議会でも、我党から収納率についての質問を投げかけた経緯もありこうした対策に繋がったと考えている。
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