川口市の新郷浄水場で放射性物質が120ベクレル
川口市は今日、3月22日に採取した同浄水場の水から120ベクレル(Bq/kg)のヨウ素と1.7ベクレル(Bq/kg)のセシウムが検出されたと発表した。
そして、24日に採取した水からは、ヨウ素は46ベクレルでセシウムは不検出となり、今後は様子を見るとしている。
ヨウ素は100ベクレルを超えると乳児に関し長期の摂取で健康影響を考慮した場合に飲用を控える様お願いする数値とされている。
都では、いち早く100ベクレルを超えた地域にペットボトルの水を、乳児をもつ親に対して配布する政策を実施した。
これだけの放射性物質が検出された理由については、まず雨が考えられる、市内浄水場の元を辿ると新三郷浄水場で、この施設は屋根なしの屋外プールの形状であり、雨により空気中の放射性物質が雨水と共に浄水場に落ちてきたと考えられる。(3月21日、22日は雨)
後は、風向き、しかし、新郷浄水場だけが120ベクレルと高い数値が検出された理由については解らないらしい。
また、22日の数値を24日に情報開示するのは遅い!との声に対しては、放射性測定は小数点以下の数値を測定するには24時間かかるらしく、22日の結果が解ったのが23日の
夜との事で、24日の数値は急遽3時間だけで測定した値が46ベクレルと2桁だったので測定出来たとの事だった。
更に、放射性物質の測定業者は首都圏では、数社しかなく、福島県産の野菜の測定等、需要が急増し、川口市の測定依頼にはこれまで、週に1回が限度だったらしい。次回は29日の測定で30日にその結果を報告する予定との事。
仮に、次回測定値で100ベクレルを超えた場合にそなえ市として4台ある給水車を出す事やペットボトルを急遽用意する等の危機管理体制を早急に確立してもらえるよう強く要望した。
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