待機児童がなくなる時の日本は?
全国で2万6千人超が待機児童で3年連続増加している事が厚労省の調査で解かった。
待機児童とは、親の就労や求職、病気といった認可保育所に入るための要件を満たして入所を希望してるが定員の超過などで入所できない児童の事。
埼玉県では、1310人で前年(1509人)を下回ったが、これは、数年に渡って入所枠を大幅に拡大している成果あり、定員拡大が保育需要の増加に追いつかない現状が引き続いている。
川口市においても102人が待機児童と報じられている。市議会や委員会でもこの待機児童の人数がいつも話題に上がる。
こうした背景には、景気悪化に伴い母親の就労が増えたことや、育児休業後の職場復帰による保育ニーズの増加が要因とされている。
出来うるならば、3歳位まで母親がべったりと育児をして、夫はもちろん祖母や祖父に協力を得ながら保育園のお世話にならない事が理想だ。
病気や経済的理由ならともかく、母親の職業(あるいは社会)へ復帰したい思いが子供と一緒にいたい思いを上回っていると錯覚してしまうケースを見聞きしているのは私だけだろうか。
せっかく認定保育園(低料金)があるから利用しない手はないと希望だけは出しておく事が、こうしたデータ結果に表れている気がする。
突き詰めると男女共同参画や機会の平等の議論にもなるが、女性の社会参加の促進や少子化を防ぐために育児環境を充実させる事が、日本の将来のために本当に有効な事かどうか私は疑問でならない。
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