公共施設で半旗が揚がる
広島では、今日で65年目となる原爆の日を迎えた。平和記念式典には、初めて国連事務総長や、駐日アメリカ大使が出席するなど、核兵器廃絶への流れを印象づけるものとなった。
広島市の平和公園で行われた平和記念式典には、およそ5万5,000人が参列し、慰霊碑にこの1年間に亡くなった人と、死亡が確認された原爆死没者名簿が納められた。
そして、午前8時15分、黙とうがささげられた。
国際機関や各国々の要人がこれまで一番多く出席したと聞くが、それぞれの国益が見え隠れしているのではと懐疑的になっているのは私だけだろうか。
私の身内や知人には被爆者はいないと認識しているが、ここ数年、これまで被爆体験を心に秘め語らずにいた人達が、後世に残す意志を固め申し出る人が増えたと聞く。
こうした体験談をしっかり受け止める事は、世界唯一の被爆国の戦後世代として任務のような気がする。
川口市でも各公共施設では半旗を揚げていた。半旗とは、無論弔意を表す意味で旗竿最上部より下がったとこで掲げる事だ。
1年の中でも、数少ない半旗を掲げる一日をぞれぞれの思いで過ごせるといい。
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