映画「沈まぬ太陽」を観た
午後2時30分。事務所からブログを始める。
昨日、映画「沈まぬ太陽」を妻は既に観賞済で私一人でMovix川口にネット予約し観てきた。前宣伝を知れば知る程、観なければならないと感じていた作品だった。(3時間22分:途中休憩10分有)
国民航空(モデルは日本航空)社員で同社の労働組合委員長
を務めた主人公、恩地元(実在の日本航空元社員・小倉寛太郎がモデル)が受けた不条理な後進国への海外赴任等を通じて人間の真実が描かれている。
一方で、フラッグ・キャリアの腐敗と、単独機の事故として史上最悪の死者(520人)を出した日航機墜落事故を主題に、人の生命に直結する航空会社の社会倫理をも表現している。
政治家はもちろんの事、実在の人物(一般社員)をそれと判るように批判的に書いているため、映画館での一般放映に至るまで相当な紆余曲折があった事は主演の渡辺謙が記者会見
で流した涙で容易に感じ取れる。
権力の怖さ、人間の弱さとどう向き合うか、アフリカ行って「沈まぬ太陽」を見ながらじっくり考えたくなる大作である。
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