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くすの木

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    私が幼少の頃、自宅近く(母方実家)にあるこの”くすの木”の下でよく遊んだものです。初めて自転車に乗れた時もこの”くすの木”の下でした。無邪気だった自分を思い出しながらこのブログを綴っています。

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2005年10月 5日 (水)

遺 言

彼岸が過ぎてから、以前からご縁のある顧客のところへ訪問をしました。その顧客(高齢女性)から遺言の事について相談をされました。先ただれた夫から受け継いだ財産を自分が亡くなった後、実の子供達が争いなくこれらを分ける事が出来るかどうかとでも心配だと言う事でした。

一般的には、子供達は、結婚して子供が出来て、家を買い、やがてその子供(顧客からは孫)が結婚又は、独立して、紆余曲折がありながらもそれぞれが年齢を重ねてきた訳ですが、場合によっては、その数十年の時の流れは、兄弟を他人のような関係にしてしまう事があります。稀には他人はおろか兄弟を断絶するぐらいの関係悪化もあるやに聞きます。

そうした心配を今回の顧客はなんとなく子供達の日常の関わりを見て感じているのかもしれません。法的には遺言を作成しておく事はそうした心配を取り除くには効果的な手法だと思います。本質的な解決はぜんぜん別のところにある事は誰しもが理解している事。それらを踏まえて私はのちのちの為に公正証書遺言をお勧めしました。

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