ミャンマーの民主化について
報道によると、政府は、ミャンマーに対する過去の円借款による債権約3千億円を、2段階に分けて放棄することを決め、21日に東京で開く野田佳彦首相とテインセイン大統領との首脳会談で、正式に合意する。
債権を放棄したうえで、25年ぶりに同国への円借款を本格的に再開する方針だ。
欧米各国がミャンマーとの関係改善に動くなか、先進国では最初に同国の延滞債務問題を解決。
企業の投資先として有望視されるミャンマーの民主化と国づくりの支援に乗り出す。
民主化運動指導者アウンサンスーチー氏が今月1日の国会補選で当選したことなどを受け、少しづつではあるが、欧米諸外国との付き合いが始まろうとしている。
私が所属するロータリークラブで、ミャンマー出身(2人)の奨学生との縁があったのだが、両者ともとても優秀で性格は温厚そのものである。
これまでミャンマー最大の都市ヤンゴンで繰り広げられた軍事政権との抗争で、一般国民が犠牲になる事に心を痛めながらも、いずれはミャンマーに帰り先進国の良いところを見習い祖国発展に向けて力を注ぎたいと考えているようだ。
2012年は、ミャンマーが国際社会に一員に復帰できるかどうかの正念場ではないだろうか。
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