通過点を目的地に変える
去る14日、新東名高速道路(御殿場~三ヶ日)の約162Kmが先行して開通した事がメディアで報じられた。
これに伴い、渋滞緩和による観光・物流業界の利便性向上や災害時の代替ルートとして期待される。
そして、今回の開通部分は、山沿いでカーブや坂が緩やかな上に従来の東名高速よりも約10km短くなっており、移動時間の短縮や燃料費の削減効果もあると言う。
また、新東名の駿河湾沼津サービスエリア(SA)の新商業施設(ネオパーサ)は、テーマカフェ、ビームスの飲食店、人気アニメをデザインした衣料品店等、利用者拡大効果も見込むほどの力の入れようである。
現在、川口市で都市決定に至った(仮称)赤山歴史自然公園と(仮称)川口市火葬施設では、隣接する首都高川口パーキングエリア(PA)と一体的に整備することで、首都高速道路株式会社との合意に至った。
車をパーキングに駐車したまま公園や地域を散策できる、首都高初のハイウェイオアシスとして整備していくことになっている。
この川口PAは、一日約3千台、一年では概ね100万台が利用しており、仮にその1割の方でもこの公園を利用していただければ、地域の活性化にも大きな期待ができる。
これまでのPAやSAは、目的地への移動の際、休憩で立ち寄るだけの場所であったが、ネオパーサの様に単なる通過点を目的地に変える拠点として計画してくことになっている。
新東名高速等の先進的事例を大いに参考にしてもらいたいものだ。
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